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4月エコポイント改正で在庫放出品も続々、薄型テレビの買い時は?
2009年5月から始まった「家電エコポイント制度」がこの4月に改正され、従来製品の半数以上がエコポイント対象外になる。アキバでの価格や在庫を取材した。3月中に急いで買うのがおトクなのだろうか?
2009年5月から始まった「家電エコポイント制度」がこの4月に改正される。対象製品の購入期間が2010年12月末(従来は2010年3月末)まで延長される点や、申請手続きの簡略化などがおもな変更点だ。
だが、意外と知られていないデメリットも存在する。省エネ基準が厳格化されることで、新基準に合わない薄型テレビは4月1日以降エコポイントの対象外となる。
エコポイント改正から施行までの期間が短く、消費者や販売店の間では「十分な周知ができていない」との声も出ている。4月からエコポイント対象外となる薄型テレビの価格や在庫はどう動いているのか、いつ買うのがおトクなのかを取材した。
4月からエコポイント対象外になる薄型テレビは値下げ傾向にある
秋葉原のある販売店の担当者に話を聞くと「通達があまりに突然すぎて、従来からの変更点をまだ完全に把握し切れていない」と困惑気味の声が漏れてきた。2010年3月までの期間限定だった家電エコポイント制度が2010年末まで延長されることが正式決定したのは、3月末まで2カ月ちょっとに迫った1月28日。突然降ってきた通達に、デジタル家電を扱う販売店では頭を悩ませる様子がうかがえた。
改正エコポイントでは、エコポイント対象商品の基準が4月から従来より厳しい内容に切り替わる。消費電力量の基準が厳しくなるため、3月の時点で流通している薄型テレビのうち、実に半数以上がエコポイント対象外になってしまう。消費者にとっては、エコポイント分をまるまる損することになるので、あえて4月以降に買うメリットはなくなる。在庫を持つ販売店としては、エコポイント期限切れ前に商品を売り切らないと、思わぬ不良在庫の山を抱える事態になりかねない。
いち早く対策に取り組んで需要喚起に努めていたのがソフマップ秋葉原本館だ。「現在取り扱っている薄型テレビのうち、40%ほどが4月からエコポイント対象外になる」(同店・清水達也氏)という焦りもあり、4月を前に販売価格の値下げを実施したという。
3月中旬の取材時点では、パナソニックの42V型プラズマテレビ「VIERA TH-P42G1」を11万9800円に値下げし、値ごろ感のある価格を提示していた。東芝の32V型液晶テレビ「REGZA 32C8000」は4万9800円で販売していた。1万2000点のエコポイントを考慮すれば、差し引き3万円台で32V型の薄型テレビが手に入ることになる。
価格比較サイトの上位に顔を出す激安ショップ「PC-VEGA」でも、特にプラズマテレビの売り上げが伸びてきたという。最近の売れ筋という日立製作所の42V型モデル「Wooo P42-HP03」の価格は8万7500円で、2万3000点のエコポイントを考慮すれば実質6万円台半ばの計算だ。エコポイントがあれば、国内メーカー製の薄型テレビも安売りメーカー製品並みの価格で購入できる。
現在が底値の買い時、4月以降にエコポイント分が安くなる可能性は低い
エコポイント改正を間近に控え、4月から対象外となる商品が大きく値下げされていることが分かった。「4月1日を過ぎてエコポイント対象外となった商品は、エコポイント分値引きされるのではないか?」という期待を持っている人もいるだろう。エコポイント分がそのまま値引きされれば、買い得感は高まる。
だが、秋葉原の販売店を取材した限りでは、その可能性は低そうだ。現時点で目いっぱいの値下げを実施しており、すでに原価割れに近いためだ。4月になってもこれ以上の値下がりは期待できない。底値で買えるこの時期にエコポイント付きで購入した方が、トータルで考えればもっともお得に入手できるだろう。
エコポイントの概要をしっかり理解したうえで、新旧製品を比較して購入しよう
激安ショップ「EC・POWERS」の原 稔治氏は、エコポイント改正の周知不足を懸念していた。「3月末がエコポイントの申請期限だと思っている人も多いようで、薄型テレビは駆け込み的な需要が見られる」という。正しい情報を理解しないまま焦って購入に走るのではなく、4月以降の対象製品を含め、対象となる購入期間や申請期限をエコポイントのWebサイトでしっかり確認しておく必要がありそうだ。
4月からエコポイント対象外になるモデルを慌てて3月中に買うのではなく、4月以降もエコポイントの対象となる最新モデルをゆっくり選んで購入するのも悪くない。実際、古いモデルよりも新しいモデルの方が、消費電力の低さや機能の多さで勝る。
4月からエコポイント対象外になるパナソニックのプラズマテレビの2009年モデル「VIERA TH-P42G1」は消費電力が477Wなのに対し、エコポイント対象の2010年モデル「VIERA TH-P42G2」は335Wに抑えられている。100W以上も消費電力が違うと、電気代もかなり差が出そうだ。
プラズマテレビと比べて消費電力の低い液晶テレビでも例外ではない。PC-VEGAの皆川克文氏は「エコのメリットを享受したいなら、エコポイントだけに着目するのではなく、消費電力の少ないLEDバックライト方式の製品を選びたい」と語る。ソニーの40V型液晶テレビ「BRAVIA KDL-40EX700」(11万4800円)は、価格こそ同等サイズのFLバックライトモデルと比べて2万?3万円は割高だが、消費電力は32V型クラスと同等レベルに抑えられている。人感センサーによる自動電源オフなどのエコ機能も、さらなる省エネに貢献できる。「購入時の価格が少し高くても、長い目で見れば電気代の節約で取り戻せる」とした。
この時期は決算期だけに、今週末は各店で在庫処分価格の特価商品も見つけられるだろう。事前に製品の特徴やスペックを十分に頭に入れたうえで、店頭での価格を見て判断するのがよいだろう。
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